こんにちは、先日現場を離れた介護福祉士のしするです。
ようやく重い腰を上げて、本当に記録として残していきたかった分野の一つへ挑もうと思います。
ただ、この介護関連のシリーズを書いていくにあたり、どうしても先にお伝えしておくべきことがあります。
人には必ず得手不得手がある、ということです。
どんな仕事でもそうだと思うのですが、業務の中での得手不得手は往々にして起こります。
『楽しいもの』『自然にできるもの』『気合が必要なもの』『出来れば他の人に頼みたいもの』のように、知らず知らずのうちに分かれていく傾向があると思います。
私の場合、介護分野の中で比較的詳しいのは『認知症ケア』です。
以前の勤務先が認知症ケアに力を入れており、たくさん学ぶ機会がありました。
そこは認知症に特化した施設ではなく、比較的身体的に自立した方が多く利用され、社会参加を主な目的としていました。
そして、認知症の方も交えて、一緒にいろいろなことに挑戦していく場でした。
一般的な『介護サービス』のイメージとは一線を画している施設だったので、私の経験があてはまる方はそう多くないかもしれません。
どちらかと言えば、『介護』にこだわらず、『認知症の方と一緒に過ごす工夫』と捉えていただくと良いかと思います。
私自身は介護の世界にひたすらいたわけではなく、他の職種で働いていた時間の方が圧倒的に長いので、私の経験と学びの範囲でしかお伝え出来ません。
また、ごく近しい親族に認知症当事者がいますが、同居しているわけではありません。そのため、今実際に認知症の方と一緒にお住まいの方からしてみれば、納得できないような内容もあるかもしれません。
それでも、「こういう考えがあるんだ」「こんな方法もあるのか」くらいの感じで、ご覧いただければと思います。
ちなみに、一番苦手としていたのは『身体介助』でした。
特に移乗*1が下手で…
とにかく不器用で、利用者の方にケガをさせてしまうのと、自分が体を痛めるの、どっちが早いだろうというくらいの下手さ加減でした。(あ、自分が先でした)
なので、そちらに関しての情報をお求めの方は、他の方を参考にしていただくことをお勧めします。
認知症については、ケアの経験を交えつつ、読んでいただいた方の知識になる形でお伝えできるようがんばります。
私の拙い経験が、わずかでもお役に立ちましたら幸いです。
↓イラストはこちらでいただいています↓
*1:椅子→ベッド等、対象者がいる場所を移すための介助